選択

自分たちは、常に何かを選んでいる。
選択肢というのは常に存在しえて、
やるかやらないか、
どのようにやるか、
といった具合に、次々に作り出されていく。
そして、選択は常に自由だ。
法律や、倫理といったものは、選択肢を選ぶときの、参考に過ぎない。
だから実際には法律に反して人を殺す人もいるし、
およそ正気とは思えない理由で犯罪を犯す人もいる。
参考に過ぎないといったが、
これは選択においては非常に重要なもので、
モノによってはあたかも選択肢をあらかじめ制限するかのように力を持ている。
でもそれは錯覚で、
あくまで、自分がそうであることを選んだということ。
現在の自分の状態、他人の状態、良心、法律、その選択の後の自分の状態、他人から受けるだろう評価・・・
好きに選択肢を生み出し、様々なものを参考にしながら好きに選択を行っていくこと、
それが自由ということなんだと思う。
なるほど、人は生まれながらにして自由だ。
不自由を語るのは、
きっと自らの怠慢。
中学生の頃よりは少し成長したかな。
 
この前、「なぜ人を殺してはいけないのか?」という質問を久々に見た。
そこでは、「そんなことを考えることがおかしい。」と一蹴していたが、
それでは答えになってない。
それは、「法律で禁止してるから」と同じくらいちゃちなものだ。
「なんで人を殺す人がいるの?」
オレだったら、選ばせる。
あっ、答えてねぇ。
でもやっぱり選ばせる。
「殺してもいいよ。殺してもいいけど、選びなさい。」