ゆうきが私に言いました。

「タケチは乙女系、と。」
ごきげんよう」のあいさつで一日が始まり、
腐女子の嗜好を解し、
好きな漫画を問われれば、ベスト10には少女漫画が半数は入り、
かわいいは正義という言葉を男女問わずに適応させることを鑑みれば、
唯一の欠点は乙女ロードを通ったことがないことと言える程に、俺は乙女と言えるでしょう。
しかし、別に俺は同性愛者でもなく、
女装癖等があるわけでもなく、
別に女性になりたいと思うわけでもありません。
なんと言うか、理解者以上、当人以下。
オタクにしろ、その他の特性にしろ、
それはその人独自の嗜好に始まってはいるにしろ、それはほんの導入部分、選ぶところまでで、
そういった特性が周囲の人に個性として認識される頃にはもはやロールプレイングな状態なんだと思います。
そうしたロールプレイングの結果が、自分像を制限して、当初の選択の段階で選択肢を削っていっているような気がして。
そんな気がしてくると、なんだか反抗したくなる純情な乙女心。
でもそれはロールプレイングを止めるということではなくて、
むしろ積極的なロールプレイング。だっておもしろいんですもの。