日本語

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1 : のびた(神奈川県) :2007/07/15(日) 23:35:29 id:jcY9tNgD0 ?PLT(12223) ポイント特典

変化する日本語

「全然、大丈夫です」―。口に出して、しまった、と気付きます。ところが先日、大阪市内で講演した
テレビでもおなじみの杏林大教授・金田一秀穂氏によると、現時点では間違った用法ではないそうです。

否定形につながるとされる「全然…」は昭和初期に定まったようで、文豪・夏目漱石
「全然、大丈夫」を使っていたといいます。要するに、生きている日本語は常に変化しているということです。
「だらしない」は本来の「しだらない」をひっくり返したら意味が強調され、使うようになった話は有名です。

ただ、こうなると正しい日本語はあるのかと疑心暗鬼に陥ります。金田一氏は、相手に通じる日本語が正しいと定義します。
つまり、聞く側にとって心地いい言葉です。私たちは相手との関係や場面に応じて
無意識に言葉を使い分けていて、この能力が高いほどコミュニケーション力が高いというわけです。

最近は“先取りのお礼”言葉が機能しているようです。
たとえば、飲食店などのトイレにある<いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます>の張り紙。
以前、紳士用トイレの小便器に張ってあった<汚すな!><もう一歩前へ>という命令言葉よりは、ずっと好感が持てます。

また、あいさつ言葉は短くなる伝統があるそうで、若い世代では「あざーす(ありがとうございます)」がはやりです。
ただ、これを“先取り”で使われると…。

「腹減りましたねぇ。あざーす」―。四十過ぎの身にはむげに断れない、ちょっと怖い言葉です。

(大阪支社・大本哲弥)

山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/07/14/2007071408582556011.html

さすがだわ。